公開型メモ帳

ますます激しくなる物忘れへの対策

iPadの日中価格差

iPadは日本の方が安い

中国で生活していても、だいだい1年に一度はパスポートの更新やらビザの更新やらで日本に帰る。そうすると、中国人やぼくと同じように中国で暮らしている外国人たちから、iPadを買ってきてほしいと頼まれることが多い。なぜなら、iPadを買うなら中国よりも日本の方がだいぶ安いから。今回もまた頼まれたので、ここにメモしておく。それに、なんとなく中国の方が安いと思っている人も多いんじゃないかと思ってここに書いてみる。

ただし、レートによる

そもそも、iPadに限らず、アップル製品は安売りされることはない。家電量販店に行っても、アップルが決めた価格で売られている。中国でもこれは同じで、どこでも同じ値段で売っている(もしかしたら少し値切ることができるかもしれないけど、できたとしてもそれほど安くはならない)。では、アップル製品はどの国でも同じ値段で売っているのかというと、実はそうではない。その一つの理由は為替レートの変動があるからである。

iPadなどのアップル製品は、新製品が発売開始されてから次の新製品が発売されるまでの1~2年は、価格が変わることはない。そして、発売開始時の価格は、どの国でもほぼ同じであることが多い。最初の価格はアメリカドルでの価格を日本円や中国元に換算してつけるのだろう。ところが、その後数年の時間の間には、為替レートが変動する。アメリカドルと日本円のレートが変わってしまえば、アメリカと日本とでは換算上の“価格”に差が出てきてしまうのだ。これは日本と中国の間でも同じこと。今回iPadを頼んできた外国人の話だと、現時点では日本、中国、香港、韓国の4か国中では日本が一番安くなっているらしい。

なんと1万円の差があった

例として、今回頼まれた「iPad mini4 64GB Wifi版」で見てみる。
日本のアップルストアでは53,800円(税別)、さらに日本では消費税8%がかかるので、58,104円となる。
これに対して、中国のアップルストアでは、3,588元。今、だいたい「1元 = 19円」なので、日本円に換算すると、3,588×19 = 68,172円となる。
なんと、ほぼ1万円の差が出た。自分でも計算してみてビックリした。


iPadは荷物に入れると結構かさばる。日本から中国に買って帰るのもいろいろと面倒なのだけど、1万円も違うんだったら買って帰ってあげてもいいかなと思っている。
毎日変わる為替レートに一喜一憂するのも海外生活の面白いところ。